昨夜、ある女性の眠るその姿にお会いして
参りました。

ホールに入ると、昨年出雲へご一緒した際に
私が撮影させて頂いた、皆様との集合写真が
まず目に入り、込みあげるものを抑える事は
できませんでした。

数年分の涙は使い果たしたのではないかなぁ。

 

思えばその女性との出会いは約2年前。

あるお客様のご紹介で、ご相談にお越し
下さいました。

忘れもしません。

一通りの相談が終わった後、

【明日から出雲に行く前にすっきりできて、
 来れて良かった~】

と仰られました。

【え~!!明日から出雲!!
それを先に言ってよ(笑)】

彼女にそう返答し、ほぼほぼノープランの出雲
行きであったので、おススメの神社、コースを
提案しました。

【今日は、このために来たんですね~~~】

そうして、おススメした箇所を参拝されたそうです。

神様が、神社・仏閣が大好きな方でした。

それから、幾度となく参拝の旅にご一緒して
下さいました。

昨年の5月には、病気が再発し手術を行ったのですが、
その僅か2週間後、

【絶対に天河に神社参拝に行く。
そのために絶対に治す!!】

との強い決意のもと体調を戻し、ご一緒した事
もありました。

以前ブログにも書いた事があるのですが、その際
ある神社参拝後、

【先程の神社で手を合わせ、どんな事を願いました?】

とお聞きしました。

【来るまでは、自分の健康の事とかをお願いしようかなぁ
と思っていたんだけど、実際神様の前で手を合わせると、

【みんなが幸せでありますように!!】

としか思わなかったんですよ。

今思えば、自分の事お願いするの忘れてた(笑)】

そんな人でした。

これもブログに書いたのですが、その後地元浜松にある、
標記も何もなく、お近くにお住まいの方でなければ
知らないであろう小さな神社に行った事をSNSにアップ
されており、その後、私も場所を教えて貰いなんとか
辿り着きました。

そこには弁財天様がまつられておりました。

ほとんど人の手も入っていないような拝殿に、錆びかかった
スチール製のお菓子の箱が置かれており、蓋開けると1冊の
ノートとペンが入っておりました。

そのページをめくると、そこには、

そう記してあったのです。

ほとんど人が訪れる事のない神社です。

そんな場所でさえ、自らの事は願わず他を想う。

この人の、本当の心に非常に衝撃を受けました。

それからは、何時も参拝の度に、

【自らの事もお願いできる自分になろうよ!】

そう提案したものです。

【そうですね~~】

といつも笑顔で彼女は言っていましたが、最後
までそれはしなかっただろうと思います。

今年の5月に腹部に非常に強い痛みを感じ、入院
されました。

結果的には、癌の再発でした。

その時は既に手術はできない状態でした。

その話を聞いた時、勿論思いたくはないし、
信じたくもない、しかしどこかでその意味は理解
していました。

それでも、痛み止めを服用しながら、5月末には
鞍馬のウエサク祭、数日後には天河方面にご一緒
できたのです。

常に、前を向く事しかできない彼女でしたので、
友人の方ともご相談し、行きたいと言う彼女の
強い意志がある限り、最大限その意志に添わせて
頂く事にしたのです。

しかし6月の宮島、7月の天河には彼女の意思で
行くことを選びませんでした。

それでも、私には、

【病気を治して、また来年ご縁を頂きたいので、
宜しくお願いします!】

と伝えてくるような人でした。

昨日お母様や、妹さんにお話を伺ったのですが、

【なんで私ばっかり~~~】

【どうしてこんな試練が~~~】

という様な泣き言は、一切言わなかったそうです。

それどころか、最後まで事あるごとに、

【ありがとう~~】

としか言わなかったのだそうです。

5月に入院後、強い痛みの為ほとんど食べる事ができず、
点滴により栄養分を補給していた状態でしたが、最後の
1週間はその点滴を外した所、痛がることもなく、沢山
食べ、時に笑えるようなことを話しながら、楽しい時を
過ごしたそうです。

私に来た最後のLINEは7月30日でした。

その後、既読にはなるものの返信はなく、激しい痛みに
襲われているのか、返信できるような精神状態では
なかったのかと勝手な推測をし、只々毎日祈るばかり
でしたが、痛みから解放され、家族皆楽しい時が
過ごせたというお話を聞き、大きな重しが外れた気
がしました。

彼女が旅立った日は、8月5日(日)

この日は、60日に1度の、己巳の日という弁財天様
の最高のご縁日。

彼女も最初参加してくれていたのですが、この日私たち
は、弁財天様をまつる三明寺で早朝清掃ボランティアを
行っていました。

【豊橋今日も行けないなあ・・・】

そんな事を彼女は言っていたそうです。

どこまでも、神様が好きな人でしたから、自らなのか、
神様がそう導いたのかは分かりませんが、大好きな
弁財天様の最高の縁日に旅立たれたのです。

昨日そのホール内で彼女を探しました。

亡くなった方は魂の状態で、その場にいるという、
そんな事をこれまで感じた事もあります。

前日も、夢に現れるのではないかと思いましたが、
そんな事もありませんでした。

どんなにホール内に彼女を探しても、私にはみつかり
ませんでした。

おそらく、彼女の魂は肉体から離れた後、そこに留まる
事をせず、それこそ瞬時に大好きな神様の元へと
向かったのだと感じたのです。

そんな彼女にとって、自分のそれまで纏っていた肉体
や形あるものはもはや、どうでも良いような世界にいる
のだと感じました。

【皆が幸せで、健康でありますように】

こう願い続けた彼女にとって、この地上にいるよりも、
神様の近くにいる方が、その役目をより果たしやすい、
だから彼女は旅立ったのだと感じるのです。

ある意味、

【神様からの大抜擢を受けたのだと】

だからこそ、

【悲しい・苦しい・辛い・そんな想いを宿した
 しのぶさんは、そこには既にいなかったのだと】

仕事が大好きで、止まる事が出来なかった人ですから、
既に大好きな神様の元で、みんなを幸せにできる役目を
授かり、既にいつもの笑顔でこう言っているはずです。

【大丈夫!!】

去り際にいわゆる遺影としての最高に美しい彼女に、
静かに心も向け、そして伝えられたこと。

【我慢せず、言いたいことを全て言えば良いという訳では
ありません。

しかし、行きたい所、やりたい事があるならば、一切の
できない理由を見付け出す事なくそうした方が良い。】

そして、

【生きる意味とは、

どれだけ、ありがとうの想いや言葉を頂けるのかには
あらず、

どれだけ、自分からありがとうと伝える事が出来るのか
にあるのだと】

【私は幸せだったのではなく、幸せなのだと】

生前彼女の行きたかった所も聞いています。

【ご縁のある方とあなたと共にその地にいきますね】

そして、私のLINEにはあたかも彼女のラストメッセージ
の様な内容が残されています。

そうできるよう約束して参りました。

7月20日(金)最後の外出となったという日に、
それこそ弁財天様のご縁で彼女にお会いしました。

それはこの画像を撮影するために。

しのぶさん、ありがとう!!!

これからも宜しくね~~~